喫茶室わいわいにM島さんがいるはずなのに、もう絵手紙の教室にいた。僕はトーストセットを食べて、悠々と教室に向かった。
O田先生とO野先生がやって来た。僕はまず手始めに、数珠玉の絵手紙を描いてみた。おとといの朝方に、U田さんの畑近くのところから取って来たやつだ。すでに枯れ始めていたが、数珠玉らしく描けた。「神無月によく似合う」 にあうの「合」が、横線が一本入っていなかった。
次は、O野先生が枯葉を紙にフリーハンドでトレースして、O田先生がはさみでチョキチョキと切って、絵手紙にきれいに貼り付けてくれた。「ふたりで行った、公園の思い出」
O田先生が、ねぶたの本を貸してくれた。一枚目は金剛力士を描いて、二枚目は迫力満点に描いてみた。「金剛力士」「生命を吹きこもう」